英語学習法

英語の目標は「変えて良い」のではなく「積極的に変えていくべき」な理由

こんにちは、イタルです。

のっけから少し攻めたタイトルですが、せっかく立てた英語学習の目標に潰されるというのを私自身が何度も経験しているので、今回は目標に対する考え方について書いていきたいと思います。

達成できる目標しか立ててはいけない

何度か目標に関わる本や習慣化にまつわる本を読みながら試行錯誤を重ねた上で、考えついたのが「達成できる目標しか立てない」ということです。

もしかしたら、このことに違和感を感じる方もいらっしゃるかもしれません。

そう感じたとしたら、目標というものに対する誤解があると思っています。

目標は自分で立てるもの

目標に対する誤解の原因の1つとして、学校や職場で先生やリーダーから「目標を設定させられた」経験がある方が多いせいだと思っています。

受験時の志望校や売上目標など、本来は自分のための目標です(それが最終的に会社や学校のためであっても、です)

自分のための目標なので、あなたが本当に希望する目標でなければならないのですが、親や先生、上司があなたの目標に対して評価したり、あなた自身が彼らの顔色を伺いながら目標を設定していた経験はないでしょうか?

そういった経験から「目標は自分のために自分が立てるもの」という考え方にシフトできていない方が多いように感じます。

このブログを見ていただいている多くの方は、誰かに「英語を学習しなければいけない」と強制されているのではなく、「自分で英語を学習したい」と考えているのだと思っています。

なので、まずはこの自分で目標を立てるということに慣れていきましょう。

目標が達成できないのは頑張りが足りないからではない

これも目標に対する誤解ですが、目標が達成できない理由の多くは頑張りやモチベーションの問題ではなく「目標が適切ではない」ことが原因であることが多いと思います。

もちろんモチベーションが上がらないことが原因であることもあります。

ただ、それ以上に「モチベーションが上がらない位、高い目標を設定しまっている」ことが原因であることが多いような気がします。

私自身、何度もこの状態でハマって失敗しています。

最初に目標を設定した時は気分が最高潮なので、非常にハードルの高い目標を設定してしまいがちです。

ただ、次第にそのハードルの高さに嫌気がさしてきます。。

常にモチベーションがMaxの状態をキープし続けるというのは、常にアクセル全開で車を走らせるのと同じでガス欠になるのも早いです。

そうして目標と現実の差が次第に激しくなっていき、更にモチベーションが下がるという悪循環にハマっていきます。

これは常にモチベーションが維持できないと達成できない、という目標の立てかたの方に問題がある、ということです。

達成できない目標に意味はない

これも目標に対する一般的な考え方と相反するかもしれません。

達成できない目標には何の意味もありません。

目標は達成するために設定するものです。達成できてナンボです。

例えば「エベレストに登る」という目標を立てて登れなかったとしたら、「体力が上がった」とか「忍耐力が身についた」など、得るものはあるかもしれません。

しかし、「エベレストに登れなかった」という事実は変わらないですし、それが本来1番望んでいたことであるはずです。

もちろん立てた目標が達成できない事は、英語の学習過程でも何度もあると思います。

しかし、その度に「仕方なかったよね」「今度はうまくやろう」と自分を納得させて終わるのではなく、「今回の目標の立て方が悪かった原因はなにか?」ということにフォーカスして、達成できる目標に変えていきましょう。

目標は積極的に変えていこう

自分に適切な目標に合うまで、目標は学習状況に合わせて変えていきましょう。

目標の変更は何度行ってもOKです。

立てた目標が適切か?は、実行してみないとわからない

なぜ、目標を積極的に変えてくべきか?という理由の1つが実際に目標が自分のレベルに合っているか?は学習を進めてみないとわからないからです。

特に「いつまで」に達成するか?という期間に関しては目測を誤りがちです。

実際よりも早く達成する目標を立ててしまうことが多いので、無理だと感じた所で目標を見直していきましょう。

最初の1週間で一度見直す

1週間継続していると、目標が適切かどうか?がだいたい見えて来るかと思います。

この時点で目標を見直してみることをオススメします。

達成はできているが、ギリギリという状況だとしたら少しキツめの設定かもしれません。

この場合は少し緩めるか、もう1週間様子をみてみましょう。

既に3日坊主となりやめてしまっている、という場合もあるかもしれません。

この場合まず「とにかく続ける」というところを目標にしてハードルを思いっきり下げるべきです。

「毎日5分間、単語帳を眺める」

この位まで基準を下げて実施してみましょう。

目標を常にチューニングしながら進んでいく

逆に目標に余裕がある、あるいは達成した時は次の目標設定が大事です。

ここにも落とし穴があり、目標を達成したことによって(特にTOEICで良いスコアを獲得した時など)、燃え尽きてしまい学習できなくなってしまうことがあります。

大事なのは最初に立てた目的のイメージに近づくことなので、あくまで目標は中間地点です。

このように良い時も悪い時も、目標というのは常に見直しチューニングしながらいくものです。

目標を都度変えながら、英語力アップの戦略を決めていこう

あなたの英語レベル、生活にあった目標は世界に1つしかありません。

目標の立て方が分からない最初のうちは、誰かの目標をベースにしても良いと思いますが、学習していくとともに自分なりにどんどんカスタマイズしていく必要があります。

英語学習と同じで、これもトレーニングです。

慣れてくればそれほど時間をかけることもなく、目標の見直しができます。

積極的に目標を変えて、「どうやれば英語が上達するか?」というのを考えていきましょう。